![]() == == == == == 「おーい、入っていいかい?」 「イトリさん……」 ひょこっと顔を出したイトリに続いて顔を出す。 「…ウタさんと夢叶さん?」 「や」 「オッスあばれんぼう」 今回の作戦の参加者が集まっている。 イトリは地図をウタはマスクのレプリカを芳村に渡す。 「それで…ぼくは蓮示君と一緒で?」 「うん、頼むよ」 「……!ウタさんも来るんですか!?」 董香が驚いて聞く。 「行くよー身体もナマるし。 見たいものがあるんだ……マスク屋として」 夢叶はため息をついた。 「大丈夫だよ、夢叶」 「分かってる」 「ならそんな顔しないの…」 頬を突かれる。 「なになに〜、夢叶寂しいの〜? 何ならアタシんとこで預かったげるわよ」 「変な接待させないでね…」 「大丈夫大丈夫、夢叶ならぎこちないくらいが客受けいいわよ♪」 話しがずれてるだろ、と心中つっこんだ。 「それじゃあ……11区に近付いちゃ駄目だよ…」 ((戦地へ赴く背中)) == == == == == == == == == == 「……いいのか?」 「なにが?」 「何かしてやらなくて…」 「キスとか?しないよ…。 したら蓮示くん、"状況考えろ"って言うでしょ」 「……」 「ほらね」 ← | |