03
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「おーい、入っていいかい?」


「イトリさん……」

ひょこっと顔を出したイトリに続いて顔を出す。

「…ウタさんと夢叶さん?」

「や」
「オッスあばれんぼう」

今回の作戦の参加者が集まっている。

イトリは地図をウタはマスクのレプリカを芳村に渡す。

「それで…ぼくは蓮示君と一緒で?」

「うん、頼むよ」


「……!ウタさんも来るんですか!?」

董香が驚いて聞く。



「行くよー身体もナマるし。
見たいものがあるんだ……マスク屋として」



夢叶はため息をついた。

「大丈夫だよ、夢叶」

「分かってる」

「ならそんな顔しないの…」

頬を突かれる。

「なになに〜、夢叶寂しいの〜?
何ならアタシんとこで預かったげるわよ」

「変な接待させないでね…」

「大丈夫大丈夫、夢叶ならぎこちないくらいが客受けいいわよ♪」

話しがずれてるだろ、と心中つっこんだ。


「それじゃあ……11区に近付いちゃ駄目だよ…」



((戦地へ赴く背中))
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「……いいのか?」
「なにが?」
「何かしてやらなくて…」
「キスとか?しないよ…。
したら蓮示くん、"状況考えろ"って言うでしょ」
「……」
「ほらね」


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