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「ところで女性を連れているって聞いたんだけど?」


「ああ〜、夢叶です」

そこにいるそれです、と気絶している夢叶を指す。

「誰なのかじゃなくて、何で一緒にいるの?」

「お金なくて困ってたらご飯誘ってくれたです。
喰種退治してたら気絶しちゃったので連れてきたですー」

もう腹ペコです、と言う什造にため息しか出ない。




「ったく…君の喰種退治見たってことは相当悪いもの見ただろうから、後でちゃんと謝っとくこと、ご飯はその後!」

「はいです〜」




そこで什造の髪を留める見慣れない物に漸く気付く。

「ところでそのピンどうしたの?」

「これですかぁ?
夢叶がくれたです〜」

すると再びため息をつく篠原。

「っもう…あんま人に頼りすぎてちゃ駄目だぞ」


「夢叶、早く起きるです〜。
僕もうお腹ペコペコで死にそうです〜」


「聞きなさい」

べしッとチョップする。

「イテっ」


((ご飯まだですか〜))
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「ん〜…」
「どうしたです?」
「ん、いやね。どっかで見たような…」
「夢叶、お兄ちゃんが捜査官って言ってたです」
「へぇ〜じゃあどっかで会ったのかも」


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