04
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「やれやれ…」

警官はひと段落つき、疲れたようで椅子に座る。



「ーー"やれやれ"ではなく、ねぇ僕ホンモノの捜査官だったでしょう?約束ですよね?謝ってください」



ずい、と近付く。

「いや…こちらも悪かったけどね、そちらにも非があると思いますよ?紛らわしいでしょう?国のひとならもう少し相応の振る舞いをされた方がいいんじゃないのかな?」

どうにも謝りたくないらしい。

言い訳がましい警官を什造はじっと見つめる。

「あー…私からも言っておきますので…。
それ以上は…止めた方が…」

篠原が仲裁に入ろうとするが…。





ぬろり


什造が警官の耳に舌を入れ、一気に息を吐き出した。

ぱんッ





「ぎぇ…あああああああああああああッッ!!!」

警官の絶叫が響き渡る。

什造はズルルルルチュと吸い出している。

「ばっ…なに…」

篠原もあまりの行動に言葉を失う。


「ぺっ」


何かを吐き出すと、鼻を摘まんだ。

「あーやっぱり耳がお腐れのようですねぇ、くさし。
こりゃもう駄目です、破棄!」

そう言って吐き出したものを踏み潰す。

「テメ、こっち来い!
また賠償手続き書かせる気か」

慌てて什造を引っ張る篠原。

「アッ、痛いです篠原さん」


「イテテ…ありゃあ?
ひょっとして亜門さんです?」

漸く亜門に気付いた什造が緩い敬礼をする。





「篠原さんの下っ端のーー鈴屋です。
よろしくお願いします。

いやあ…大きいですねぇ、イイナ〜」



((問題ありすぎ児))
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「ぅ……なに、うるさ…」
什造が何かを吐き出す。
「うっ…また悪いものを……」
夢叶、夢の中にリターン


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