05
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「捜査官が来てるなんて……何かあったんですか?」



篠原たちが帰り、一息つけるあんていく。

「どうやらカネキくんを探しているようだね」
「みたいですね」

什造も言っていた。

「バレたんすかね…」

董香が重たく言うので、心配になってくる。

「分からない。だが、何かは掴んでいるのかもしれない。でないと、彼らが動く理由がないからね」

白鳩は忙しい。

捕食事件は毎日起こるわけではないが、喰種はたくさんいる。

事が起きる前に対処していくのが彼ら喰種捜査官の仕事だ。

警察とは違う。





「ところでトーカちゃん、」

夢叶はカウンター席に座り、カップを拭く董香を見た。

「マスク……ウサギだったよね」
「そうですけど」

それを聞き、先を告げようか迷う。

「…7区でね、白鳩がよく殺されてるらしいよ」



――黒いウサギのマスクをつけた喰種に



((思い当たる節ない?))
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「お兄ちゃんが"そう"言ってたんだけど、」
「ウサギのマスク…か。トーカさんに作ってあげたけど…」
「!!」
「ん〜、でもぼくが作ったのは白いウサギだし…」
「トーカちゃんじゃないんだね」
「多分ね。でも……トーカさん、弟くんがいたような…」


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