03
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「許してもらえないと思うけど、何でも言って。償いにはならないけど、夢叶が別れたいなら……そうするから」




相当反省しているようだ。

再三言うが、本当に覚えていない。
なのでこんなにテンポ良く話が進むと私まで混乱する。

いや、確かに謝られるようなことされてるけど。


「ウタ、ちょっとネガティブ思考すぎない?」


昔は結構な遊び人だったから、違和感だらけ。

ウタならちょっと謝って、それでも直りそうにないのに。

「私そんなに怒ってないから」
「……ほんとに…?」

不覚。ウタの弱り目、意外と可愛い。

「そんな疑わなくても…」

それは何かさせないと納得しそうにない。




「じゃあ、ぎゅってして」




「うん…」


やっぱり落ち着く。

「夢叶、ほんとにこんなのでいいの?」
「いいのいいの」

私からしたら無償でしてもらっているようなもの。

これで赤ちゃんもできてなかったら万々歳。


「ね、ウタ」

「…なに?」








「隠したいことがあるなら、最後まで隠し通してみせて。
ウタが望むなら、大抵のことは許せるから」





((だから"らしさ"を無くさないで))
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「あったかい…」
「寝るの?」
「ん、二度寝しよ?」
「それって添い寝のお誘い?」
「うん」
「…いいの?」
「何でも聞いてくれるんでしょ?」
「うん…」


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