![]() == == == == == 「いくつか質問。 アレルギーはある?ゴムとか金属系…」 「いえ、特にないと思います…」 「フルフェイスにする?最初だしハーフマスクがいいかな…」 「お…お任せします」 2人のやり取りを見ている夢叶。 今は金木のある物に興味を引かれている。 「カネキ君は眼帯好きなの?」 「あ、えっと…お腹が減ると自分の意思と関係なく眼が赤くなっちゃうんで……外に出る時だけつけてます」 眼帯をずらして見せてくれた目は人間と同じだった。 「あぁ…カネキくんって喰種なんだ」 マスクを作ってもらいに来るのは喰種が多い。 だがあまりにも普通なので、同じ人間かと思っていた。 「ウタのおやつ分けてもらったら…?」 いる…?と人間の眼球でコロコロ遊ぶウタ。 「い…いいです」 「あとは何を聞こうかな…。 ……カネキくんは恋人とかはいないの?」 質問を続けながらもデザインを絵に起こしている。 夢叶も夢叶でいつものスケッチブックに何かを描いている。 「えッ!?いないです…!いたことない…」 「きみは…アレだね。同世代の女の子より年上のお姉さんあたりに可愛がられそう……」 おやつの眼球を噛んでいるウタ。 「カネキくんとしては年上より年下が好み?」 「えっと…歳が近ければ特には……」 「やっぱり歳は近い方がいいよね…。 …まぁ、夢叶なら年上でも年下でもいいけど……」 2人の関係を少し察する。 「…というかこの質問って何か意味あるんですか…?」 「大いにあるよ。 きみのこと色々知ってた方がモチベがあがる…」 「そーゆーことだから、暫くウタの玩具になってた方がいいよ」 ((インスピレーション待ち)) == == == == == == == == == == 「カネキ君は大学生?」 「あ、はい(…初めて間違われなかった…)」 「あれ、そうなんだ…」 「じゃあ私と結構歳近いんだね」 「そうなんですか…?」 「夢叶はダメだよ、カネキくん……」 「??は、はぁ……」 ← | → |