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――アオギリの樹――


"隻眼の王"率いる好戦的な喰種たちで構成される組織。

全体像は掴めないが東京大地下……24区出身の喰種も多く存在し、"隻眼の王"も24区出身かもしれない。

11区アジトの他にもチームがあり、11区のチームは囮。

もう片方が"喰種収容所(コクリア)"を襲った。

CCGを11区のアジトにおびき寄せるのがヤモリたちの役目だったが、バレるのが予定より早く、全体の計画が前倒しになった。




「アオギリが嘉納とリゼさんを追っていた理由は?」

一通りの説明を受けた金木は逆に質問した。

「アタシはその嘉納って医者もリゼって喰種も知らないけど、どちらか1人でも生きたまま捕まえられたらアオギリの樹の目的の大きなカギになるってヤモリが言ってたわね」

追っている相手が誰かも知らないとは。

しかし金木はアオギリの樹の目的について聞いた。

「タタラっちの弁を借りるなら…」





――嘘つきをあぶり出す事――?





他人の言葉を借りることから目的は知らない様子。

ニコにはタタラの真意も誰を指すのかもサッパリらしい。

尚も疑いの眼差しの金木に信じてもらえてないことを悟り、"とっておき"を教えてくれるらしい。

「耳を貸して」

警戒しながらも耳を近付ける。



「"隻眼の王"は―――」




((信じるかは結局アナタ次第なんだけど♪))
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「アンタねぇ、ただでさえ初対面で衝撃的な印象与えてんだから」
「大丈夫よぉ。夢叶ちゃんってば順応力高いじゃない」
「夢叶だって流石にオカマの免疫はないって」
「オカマなんて酷いわね〜」
「うっさいオカマ。取り敢えず、あんまイジメてると嫌われるわよ」
「あら、片思いってのも燃えるわぁ」

「(……何なんだこの人たち…)」


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