大願成就
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今日こそは……、今日こそは…!



「叶華ちゃん」



決意を改めてたら呼ばれた。

「もっとこっち」

近くまで行ったけど、もっと近くだったみたい。
いつもみたいにぎゅってしてくれる。




「叶華ちゃん、ぼくとキスしたい……?」




うん、したいしたい…………はいっ!?

「あ…えっと……それは…」

「……したくない?」

そ…そんな切な気な顔しないで下さい…!

「し…したい、です……」
「なんで敬語?」

うっ……つい…。

「したい…よ……?」
「(疑問系…?)」

うぅ〜、恥ずかしい。





「ぼくはね、……したくなかった…」





ガーン……

終わった……。
私オワッタ……。

きっとこの後、振られちゃうんだー!!

「でも、……もっと叶華ちゃんと仲良くしたい……」

いいです!いいんです!

もう優しくしないで!

すぱっと振って捨ててって下さい……!


「でも……やっぱりダメだね。
女の子から求めさせるなんて男失格だよ……」


そんなことない……。

ウタはとっても優しくて、大人で……。

「叶華ちゃん、」
「ぅはい!」

変なの混じっちゃったよ〜……。



「ちゃんとしてあげられないけど、ぼくから離れてかないで…」







…………………………え……ええええええぇぇぇぇぇ!?


ち、近い近い!
ってか当たってる!

長いっ……5秒?…10秒?……どれくらい経ったの??







「………ごめんね、やっぱりここまでしか出来ないや」


い…いえ……十分、です……。

ボフンッ

「あれ……叶華ちゃん…?」


((唇より赤く))
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「(ゆ、床とキスはヤダー!
折角ウタがキスしてくれたのにぃぃぃ!!
正直覚えてないけど感触消えちゃうー)」


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