開戦のノロシ
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「いい気になってる人間に思い知らせちゃいましょうか〜」

フェリドはラクスとレーネに指示を出す。

「部下をまとめて中央のバケモノ以外を押さえて〜」

『はい!』

「で、ミカ君」

フェリドはミカの隣に並ぶ。





「ここは一発、第三位始祖クルル・ツェペシちゃんお気に入りの実力見せてもらおうかなぁ。君と僕であの中央の俺様君を殺す」





いい?と一応確認をとる。

「……1人で十分だ」

「あは、さっすが〜」

フラれながら気にしていないフェリド。



「いくぞお前ら!!」

グレン自ら最前線に立ち士気を高める。



「はい、いきますよみなさーん」

援軍にクローリーを呼んでいることを告げる。

こちらはフェリドが士気を上げる必要もない。
家畜を狩る気満々な上に貴族からの命令だ。

吸血鬼に士気というものはあまり関係ない。







「吸血鬼を皆殺しだ!!」

「下等な人間どもを殺しなさい」







司令塔からの命令に、お互い駆け出す。

ここに吸血鬼と人間の本格的な直接対決が始まった。


チャキッ

「さて、…やるか」

ミカもグレンを倒すため動き出す。



ーー剣よ



((敵の血を吸わせてやろう))
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「わ〜、楽しそ〜」
「はい、行っちゃだめですよ」
「……誰だっけ?」
「リボンの人ですよ」
「変な名前〜」
「……」


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