![]() == == == == == 「いい気になってる人間に思い知らせちゃいましょうか〜」 フェリドはラクスとレーネに指示を出す。 「部下をまとめて中央のバケモノ以外を押さえて〜」 『はい!』 「で、ミカ君」 フェリドはミカの隣に並ぶ。 「ここは一発、第三位始祖クルル・ツェペシちゃんお気に入りの実力見せてもらおうかなぁ。君と僕であの中央の俺様君を殺す」 いい?と一応確認をとる。 「……1人で十分だ」 「あは、さっすが〜」 フラれながら気にしていないフェリド。 「いくぞお前ら!!」 グレン自ら最前線に立ち士気を高める。 「はい、いきますよみなさーん」 援軍にクローリーを呼んでいることを告げる。 こちらはフェリドが士気を上げる必要もない。 家畜を狩る気満々な上に貴族からの命令だ。 吸血鬼に士気というものはあまり関係ない。 「吸血鬼を皆殺しだ!!」 「下等な人間どもを殺しなさい」 司令塔からの命令に、お互い駆け出す。 ここに吸血鬼と人間の本格的な直接対決が始まった。 チャキッ 「さて、…やるか」 ミカもグレンを倒すため動き出す。 ーー剣よ ((敵の血を吸わせてやろう)) == == == == == == == == == == 「わ〜、楽しそ〜」 「はい、行っちゃだめですよ」 「……誰だっけ?」 「リボンの人ですよ」 「変な名前〜」 「……」 ← | → |