譲れないミツバ
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「あたしはお前のような奴が1番嫌いだ。
お前のような奴が部隊を全滅させるんだ」



三葉は肩を震わせていた。

「……悪かったな、以後気を付けるよ」

「あの……」

そこへ先程助けた少女が来る。

「あ、あの……命を助けてくれてありがとう!」
「気にすんな、やるべきことをしただけだ」

自分は怪我もしながらも当然といった顔をしている。

三葉は膝をつき、少女と目線の高さを合わせた。





「もう大丈夫だからね。
これからは日本帝鬼軍があなたを守るから!」





こうして少女は保護されたのだった。

「だがお前は嫌いだ!!」

顔を赤くしている三葉。
今ので優が勘違いしていないか気にしているようだ。

「えー」


「まぁーあれです。ああ見えて三葉ちゃんにも過去がいろいろあるので優しくしてあげてくださいねぇ」

「……はぁ?何それ?」

折角シノアがオブラートに包んで言ったのに。
優は少しデリカリーがないさすぎる。

「秘密でーす」

そんなことより今はするべきことがある。




「さて敵にこちらの存在がバレてしまったんですが、どう原宿を攻略しましょうかねぇ?」



((戦場に立つ者の信念))
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「作戦の立て直しか?」
「できればもう戦いたくないんだけどなぁ」
「お前吸血鬼に復讐しに来たんじゃねぇのかよ」
「だって〜〜」


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