![]() == == == == == 目を閉じるだけで、いつもあの光景が浮かぶ。 大切な友達、仲間、家族の笑顔。 ーーそして、 「やー、でもよかったなぁ。 優ちゃんに友達ができて」 「は…? お前ら何で…」 目の前には俺の大切な家族たち。 「これで僕らも安心したよ〜」 ミカ…? 「復讐だけで生きてくなんて、優しい優くんには無理でしょ?」 ルカ…? 「だから新しい友達を大切にしなよ?」 「じゃ、私たちはもう行くね」 「ちょ…だからお前ら何言ってんだよ!」 行くな、行くな! 「ま…待てよ!!」 行かないでくれ! まだ俺のそばに…! ((少しだけ心の痛みが消えた)) == == == == == == == == == == 「シノアさん!百夜君が目を覚ましましたよ!!」 「あ、起きました?」 「……」 「では新しい制服を渡しておきます」 「今日付で吸血鬼殲滅部隊に配属されることになったんだよ!」 「となると私たち、あなたの大嫌いな"仲間"ですねぇ」 「、……」 「ようこそ、月鬼ノ組へ」 「ねね、百夜君も…」 「んだよそれ…………よろしく…」 ← | |