鬼のチカラ
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鬼を外に出すと特殊能力が使える。
だが、そうすると自分の体が弱くなる。

おまけに鬼は得意な状況も違う。



「何で吸血鬼が人間のことこんなに知ってるんです?」


フェリドが持ってきた本を読んで率直な意見を述べる。

「ん〜?」

「まさかスパイでもいるんですか?
それとも情報提供者がいる?」

それくらいでないと情報が詳しすぎる。




「まぁ僕ら無駄に長生きだからねぇ。
時間を掛ければそのくらいの情報は集められるってことだよ」










「力を貸してくれ阿朱羅丸」

優の顔に模様が浮かび上がる。



「その状態で自分の体を切って、武器に"血を吸え"って言ってみてください」



吸血鬼みたいだな、と感想を述べる。

「鬼と吸血鬼の関係には色々ありますしね…」

説明聞きます?と言うシノア。

君月がそれを聞いてろと言う。
その間に自分が先にやる、と。

そう言われれば説明なんてどうでもよくなる優。



「いや、2人同時はだめだ」



訓練に失敗し暴走したら手が付けられない。

「優が俺を止めりゃいいんだろ」

修業を始めようとする君月。
…を、優が止める。

「俺が先〜!」

そう言って刃を持つ。





「さあ俺の血を吸え阿朱羅丸!!!
俺と強くなろうぜ!!!」




((欲深き人間たち))
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「始まった!!
暴走する場合はすぐ来るぞ!!戦闘準備!!」
「え、え、」
「ちっ、卑怯だぞ優!!」
「さ〜て〜どうなるでしょうか〜」


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