![]() == == == == == 鬼を外に出すと特殊能力が使える。 だが、そうすると自分の体が弱くなる。 おまけに鬼は得意な状況も違う。 「何で吸血鬼が人間のことこんなに知ってるんです?」 フェリドが持ってきた本を読んで率直な意見を述べる。 「ん〜?」 「まさかスパイでもいるんですか? それとも情報提供者がいる?」 それくらいでないと情報が詳しすぎる。 「まぁ僕ら無駄に長生きだからねぇ。 時間を掛ければそのくらいの情報は集められるってことだよ」 「力を貸してくれ阿朱羅丸」 優の顔に模様が浮かび上がる。 「その状態で自分の体を切って、武器に"血を吸え"って言ってみてください」 吸血鬼みたいだな、と感想を述べる。 「鬼と吸血鬼の関係には色々ありますしね…」 説明聞きます?と言うシノア。 君月がそれを聞いてろと言う。 その間に自分が先にやる、と。 そう言われれば説明なんてどうでもよくなる優。 「いや、2人同時はだめだ」 訓練に失敗し暴走したら手が付けられない。 「優が俺を止めりゃいいんだろ」 修業を始めようとする君月。 …を、優が止める。 「俺が先〜!」 そう言って刃を持つ。 「さあ俺の血を吸え阿朱羅丸!!! 俺と強くなろうぜ!!!」 ((欲深き人間たち)) == == == == == == == == == == 「始まった!! 暴走する場合はすぐ来るぞ!!戦闘準備!!」 「え、え、」 「ちっ、卑怯だぞ優!!」 「さ〜て〜どうなるでしょうか〜」 ← | → |