信じたナカマ
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優さんを利用しようとしているのは姉の命令…?

姉が…鬼が刀の中から命じている…?


「中佐の目的はなんです?」


柊家は、軍は信じられない。

でも仲間を思う中佐は信じられると思っていた。
……今は…。






「もしれそが優さんのためにならないことならーーーちょっとやめてくれませんかねぇ?」






「はっ、何だよお前。
本気であいつに惚れたのか?」


惚れる…?

私が?優さんに?

……。

「さぁ、自分でも分かりません」

でも…。



「生まれて初めて必要とされたので、それには応えてみようかと思いまして」





バンッ

「やっと戻ったああああああ!!!」



あぁ、もう来ちゃいましたね。

え?
外壁に刀刺して戻ろうとした?

馬鹿ですね、ホント大馬鹿です。

まぁ、…こういう煩い人間も1人くらい必要ですよね…。


((お馬鹿さんは支えてあげないと馬鹿やらかしますから))
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「("ミカ"……"ルカ"……。
血の繋がらない家族、か…。
家族にすら本気になれない私が…)」


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