俺たちのコタエ
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「後手に回ったら一瞬で人間は終わる」


吸血鬼の方が圧倒的に強いから。
貴族数人に同時に襲われたらどうにもできない。

「皆殺しにされ、残るのは家畜だけ」

だが今なら吸血鬼たちの隙を突ける。



「お前がやるんだグレン。お前のお強い黒鬼3人と吸血鬼殲滅部隊100人を引き連れて名古屋へ行け」



グレンは名古屋に何があるのか問う。

「貴族が10匹いて拠点を作っている」

つまり1匹ずつ殺して回れということだ。

「黙って俺に従え。そしたら……俺たち人間が吸血鬼共を家畜にする世界を見せてやる」















「状況は出そろいました」

その上で誰についていくかを決めるために集った。

「…俺の意見は……俺はグレンに命を助けられた。
だからあいつについていきたい」

「グレン中佐が致命的な裏切りをしてもですか?」

優は一瞬戸惑う。


グレンは優たちを家族だと言った。
シノアや与一、君月、三葉が…新しい家族だと。

そして優も最近ではそう思い始めている。

「お前らのことは大事だ」

でも…、と続ける。





「ミカやルカのことを忘れられない。
大切な家族だから」




((進むべき道を選ぶ))
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誰も立ち止まれはしない。
生きている限り、歩き続ける。
前へ後ろへ…。


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