闇夜のミッカイ
== == == == ==

同時刻


どこかの屋上にフェリドはいた。

彼は待っているのだ。
"あの人"が来るのを。


「いや〜しかし、笑えるほど順調にきてるよね」


背後に待ち人の気配を感じて話し始める。

だがその人は何も喋らない。






「相変わらず暴走していく人間の欲望に、すべてを侮る吸血鬼たちの傲慢さ。


そうは思わない?
僕の楽しいパートナー君。



はいこれ、こっちの研究資料」





((月が邪魔だね))
== == == == == == == == == ==
「あは、相変わらず君は愛想ないな〜。
なになに?もしかして怒ってる?
だって僕、あの人止められないから♪」


|



TOP