僕の知らないキミ
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「なに……?どういうことだ」

フェリドの言葉が理解できず聞き返す。

「君はルカちゃんのことを全然知らないってことですよ」

「知っているさ!
何年も一緒にいたんだ!」

家族として一緒に暮らしていた。

それなのに何も知らなかったなんて思いたくない。

「巫山戯るな、お前なんかがルカの何を知って…」





「僕は君より先にルカちゃんと出会ってるんだよ?

ルカちゃんの好物知ってる?知らないよね。
そんなことも知らない君がルカちゃんのことを語るの?

巫山戯てるのは君の方だよ、ミカ君」





初めて見るフェリドの真剣な顔。

「そんなことっ……ッ」

反論しようとするが、優に刺された傷が痛む。

「他人の心配なんてしてないで、鬼呪の毒を除去してきたら?」

フェリドはルカを抱えて行ってしまう。
ミカは追うことができなかった。


「…ルカ……」



((家族って何なんだ))
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「ラクス、そろそろ退くぞ」
「ん〜」
「お前も多少やられたか」
「レーネこそ」
「暫くアレに入らないといけないな」


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