設定
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レイシー・シルファ



▼プロフィール
 名門シルファ侯爵家の長女23歳(当主は兄29歳)
 シュナイゼルの婚約者(10歳からの許嫁関係)

▼性格
 寂しがり屋で無意識に人に好かれようとする
 素直で人懐っこいが甘えるのが苦手
 努力家だが自己評価が低く自己嫌悪が強い

▼備考
 黒い長髪に鮮やかな翡翠色の瞳
 不器用で家事などはほとんど出来ない
 初体験は12歳で行為はあまり好きじゃない
 ギアスの素質が高く人体実験の被害者





詳細



 両親は嫡男の教育に心血を注ぎ、愛情とは無縁の無関心でぬくもりのない家庭で孤独に育ったため、無意識に人に好かれよう人懐っこい性格に。欠けたものを多くの人から少しずつ貰って埋めること(誰かの一番でなくても皆の好き)を望んだ。
 行儀見習いとして皇宮に入り迷子になっていたところをシュナイゼル(12歳)に助けられる。打算のない純粋な性格を気に入られ傍に置かれる。お互い親の愛情なく育ったが、シュナイゼルは欠けたものをレイシー一人で埋めることを望み許嫁になった。
 恋愛観情はなく兄のように慕い、関係もいまいち理解していない。疎遠だった両親が突然好意的になったのを気味悪がり、シュナイゼルの勧めで宮殿で生活する。徹底的に管理された生活を送るが、時々彼の異母兄弟と遊ばせてもらえる。
 ルルーシュに初恋を覚えるが、次第に立場を理解し、シュナイゼルのために努力するようになる。だが度重なる擦れ違いで






立場を理解してからはシュナイゼルのために努力する。家事は出来なかったが医療の勉強をした。
 徹底的に管理された生活や空回りによるすれ違いを重ねたことで情緒不安定となる。シュナイゼルを怖れるようになり15歳の時、転落事故を起こす。
 20歳の時、遂にブリタニアを出奔する。ルルーシュ達が亡くなったエリア11に行き、その惨状を見て自分が一番不幸だという想いを捨て、持っていた財産を擲ってゲットーで無料の診療を行う。


▽性格
 寂しがり屋で愛情に飢えているが愛されるのが怖い
 負けず嫌いの努力家で甘えるのが苦手
 教養はあるのだが精神的に幼く距離感が近い
 良い思い出が少なくブリタニアが嫌い

▽備考
 黒髪にライトグリーンの瞳の23歳
 不器用で家事や裁縫などは一切できない
 初体験は12歳
 ギアスの素質が高く人体実験の被害者




シュナイゼル・エル・ブリタニア


▽プロフィール
 迷子になっていたレイシーと出会い、地位を利用しようとする下心や媚びへつらう様子のない純粋さを気に入り、12歳の時婚約する。
 レイシーが両親を苦手に思っている事に気付き、自分の宮殿に住まわせる。不器用さを案じて怪我をしかねないことは一切させなかった。
 婚約者(或いは男)と思われていない事を分かっていたが、ルルーシュに気を向けていることだけは気に入らず、12歳と若いレイシーを抱いた。
 寄宿舎生活や公務によってレイシーとの時間も減りすれ違いも多くなる。19歳の時、転落事故により昏睡状態のレイシーの兄から、妹と婚約解消するように詰め寄られる。
 より一層束縛するも姿を眩ませたレイシーを秘密裏に探させている。


▽性格
 妻のレイシーは残らず自分のものだと考えている








経歴



 親の無関心から愛や優しさに飢えていたレイシー。シュナイゼルに気に入られ7歳で婚約するも、兄のように慕い恋愛感情はない。シュナイゼルもそれは理解していたがレイシーは残らず自分のものと考え、半身として衣食住から人間関係まで徹底的に管理した。
 極稀にシュナイゼルの異母兄弟と遊ぶことを許され、そこで会ったルルーシュに一目惚れした。それを快く思わなかったシュナイゼルは、13歳のレイシーと早くも肉体の関係を持つ。愛情に偽りはないが、何より余所見するのが気にくわなかった。次第に男性として見れるようになる。

 ルルーシュたちが日本に送られたこともあって初恋を諦め、シュナイゼルの力になれるように努力するが、天才的才能のなさで怪我をしたり体調を崩したりする。頑張りたいという健気な気持ちを汲んでいたシュナイゼルも次第になにもさせないようにする。
 努力の空回りや何もさせてもらえないことで自分は邪魔な存在だと思い込むようになり関係に溝を生む。生活を厳しく管理されていることも相まって怒ることが増える。16歳の時、逃げ出そうとして誤ってバルコニーから転落して意識不明となり、半年が過ぎる。
 兄は自由奔放に生き婚約者にも恵まれた妹を疎んでいたが、実際は違っていたと知り、ここまで妹を追い詰めたシュナイゼルに婚約解消するように詰め寄る。だが皇族との離縁となれば家の世間体やレイシーが両親の怒りを買うであろうこと、そして何より自分には必要だからと解消はしない。
 1年半のリハビリを経て快復するも、他人と関わる内にシュナイゼルの束縛が過剰なことを自覚し、今度こそ逃げ出すことを決意する。主義者や兄の協力を得て、20歳でブリタニアを出奔する。シュナイゼルはすぐさま極秘裏に捜索させる。父である皇帝が働きを褒めてくれずとも、レイシーが待ってくれていて労ってくれるだけで自分は幸せだったのだと気付く。

 ルルーシュたちが送られたエリア11に逃れた。金品を売り繋ぐ生活をしていたが、ゲットーの惨状を目の当たりにしたことで持ちうる財産を全て擲って慈善活動を始める。








 ▽家事スキルは皆無だったが、医療などの心得は多少あったので健康状態を診たり応急手当をするようになる。小綺麗なブリタニア人に始めこそ警戒していたが、自分達と同じようにボロボロになっても続ける姿に次第に受け入れられていく。
 ▽カレンたちのグループにも関わったことがあり、カレンには先生と呼ばれている。薬などの補充に祖界に出るも、日々の不摂生が祟って倒れてしまう。偶然通りかかったルルーシュと再会し、アッシュフォード学園に連れていかれる。眠っている間にクロヴィスが暗殺される。起きて、自分がいたシンジュクゲットーがもうないことを知り悲しむ。ルルーシュはどうしてここにいるのかなどを聞く。
 ▼レイシーはルルーシュの初恋の相手で、だが始めて会った時にはもう義兄の婚約者であったため半ば諦めていた。自分がいない間のシュナイゼルとの生活を聞き、業を煮やす。やはり自分こそがレイシーの隣にいるべき者で、あの義兄から守らねばと決意する。

 ▽学園で雇ってもらうよう掛け合う。メイドは無理なのは重々承知している。この半年、ゲットーで医者のようなことをしていたと聞き、保健室医の歩さとして雇ってもらうことに。学校に行ったことがなかったため満喫し、挙げ句生徒会の雑用まで積極的に手伝うように。
 ▼ユフィの薦めで入った学園にルルーシュがいることに驚く。さらにその素性を知っている者がいて驚くが、ブリタニア人でありながらゲットーで医療活動をしていたことを知り、その優しさに惹かれる。レイシーは酷い婚約者の下から逃げ出してきたから軍人だとかの話はしないよう頼まれる。
 ▽自由な生活を楽しんでいる。しかし、スザクと出掛けた際に撮った写真をロイドに見られてしまう。学友であり家はその後ろ楯であるロイドはシュナイゼルの人らしくない姿を理解しており、その彼が執着する婚約者を憐れんで報告しなかった。


 ▽カワグチ湖旅行に同伴し、テロに巻き込まれる。ニーナを庇っているとユフィが立ち上がる。そこでユフィに見つかってしまう。ユフィには口止めをしたが、日本解放戦線の声明映像に映り込んでしまっていた。
 ▽ロイドはシュナイゼルから必ずレイシーを連れてくるように命じられる。特派のトレーラーに乗せ政庁に向かう。逃げようとしているとユフィに見つかって会わせたい人がいると強引に式根島行きの艦に乗せられる。
 ▽スザクを囮にゼロを処刑しようとする軍に怒ったユフィを心配してついていく。大切なルルーシュの友であり秘密を守ってくれているスザクのことを大切な友人だと思っている。

 ▽砲撃に巻き込まれ神根島に流れ着く。スザクに保護され、カレンが黒の騎士団だと知る。どうして日本人を助けていたのか聞かれ、婚約者から逃げてきたことやブリタニアに居場所がなかったからどこかにそれがほしかったことを正直に話す。どんな婚約者か聞かれ、完璧すぎて私じゃ釣り合わない人という。黒の騎士団にくればゼロはきっと受け入れてくれると言われる。
 ▽ゼロやユフィと遭遇した後、落盤し神殿でシュナイゼルらと再会する。恐怖からカレンに助けを求めてしまう。ゼロ=ルルーシュも事情を知っていたため助けようとするも、シュナイゼルに名前を呼ばれ固まってしまったレイシーを助けられなかった。
 ▽少し高い場所にいたため、飛び降りることに躊躇していると、シュナイゼルがやってきて抱き止めてくれる。漸く戻ったね、私のレイシーと喜ぶ。

 ▽妹と婚約者を助けてくれたことを感謝されレイシーの婚約者がシュナイゼルと始めて知るスザク。自分が思っていたより大事の家出で、それほど酷い婚約者には見えなかったため、ひどく怯えシュナイゼルに連れていかれる際、助けを求めてきたレイシーを心配していた。
 ▼レイシーをアヴァロンに連れ帰ったシュナイゼルは私室に監禁してしまう。1年会えなかった間の変化を少しも見落とすまいと、体の隅々まで調べる。スザクはおろか、黒の騎士団員にまで助けを求めたことに嫉妬し、手酷く抱き潰す。
 ▽ユフィからシュナイゼルとレイシーはずっと昔から一緒に暮らしている仲で行方不明になっていたこの1年ずっと探していたと聞く。翌日レイシーへ目通りが叶うが、泣き腫らした目に事情はわからないが本気で逃げていたことを悟る。


 ▽スザクはアッシュフォードの学園祭にレイシーを呼びたいユフィに頼む。それをシュナイゼルに頼むと今は体調が優れないみたいなんだとやんわり断られるが、レイシーが行くと言うので仕方なく許可する。しかし、君は私のものなのだからちゃんと帰っておいで小声で牽制される。
 ▽ルルーシュと再会し、助けられなかったことを謝られる。今からでも逃げようと言ってゼロであることを話す。しかし帰らなければスザクを追い落とすと脅されていたためそれはできないと断る。
 ▽ユフィの特区設立宣言はシュナイゼルの策略だと思う。式典参加させてほしいと願うが、今のレイシーは公にシュナイゼルの婚約者と公表されてるわけではないため、それの公表が条件だと言われる。
 ▼もう離したくなかったため断りそうな条件を提示した。仮に受け入れても、もう二度と自由に逃げ出せなくする計略。しかし、レイシーは悩んだ末に合意したため、それほどまでにゼロやイレブンが気掛かりかいと問い、その優しさは好ましいが、君は私だけを見ていなさいと言う。

 ▽条件の公表は式典後、本国にて行うことになったため式典は裏から見守ることに。しかしユフィが乱心。咄嗟にユフィを止めるよう将軍を呼び、自らは撃たれた男性に駆け寄る。医療班を要請しようとした時、ダールトン将軍が撃たれ倒れる。
 ▽次いで銃口はレイシーに向けられた。日本人は虐殺しないとと言うユフィに驚きながらも日本人を庇う。ゼロに気をとられた瞬間、銃口が他の日本人に向けられたため飛び出す。レイシーがその凶弾に倒れ、虐殺命令が出される。
 ▼ルルーシュは自分の過ちを悔いながら重傷のレイシーを連れて蜃気楼に乗り込んだ。この状況を最大限有効活用することとし、黒の騎士団を動かす。レイシーを日本人を庇って負傷したブリタニア人として医療班に預ける。レジスタンス時代、世話になった者も多いため受け入れられる。

 ▽レイシーを医療活動を行っていて、日本人を庇って暴虐のユフィに撃たれた者として全世界に流す。ブリタニア人ではあるが弱者を助けブリタニアに立ち向かう象徴を印象づけ、黒の騎士団側に取り込もうとする。
 ▼シュナイゼルは自ら鎮圧を長兄に申し出る。負傷した妻を案じてのことではあるが、実はレイシーの優しさを利用した黒の騎士団に怒っていた。レイシーの立場を知る貴族の一部は、ユフィが撃ったことも承知のため、帝位に近いシュナイゼルとコーネリア2人の不和に繋がるのではと案じていた。

 ▽コーネリアを下したルルーシュ。クロヴィスやユフィを手に掛けた挙げ句、レイシーまで奪おうというのかと罵られる。レイシーはシュナイゼルから逃げて来たのだと説くも信じてもらえない。
 ▽ナナリーが連れ去られたことでそれを追い戦線を離れる。それにより黒の騎士団は勢いを失いブリタニアの援軍もあり敗北を喫する。レイシーも保護され、黒の騎士団ではどうにもできないような重傷、臓器が駄目になっておりブリタニアの最新医療による緊急の移植手術を受ける。

 ▽一命をとりとめるもショックによりブラックりべリオンの記憶をなくしていた。ゼロの正体についても忘れていたが、皇帝により再会して以降のルルーシュの記憶を書き換えられる。
 ▼無事を喜ぶがもう目を離すことはできないと戦場にも連れていくように。争いの嫌いなレイシーには疎まれている。更にはラウンズとなったスザクと懇意にしていることを気にしている。これまでの経緯などをいぶかしみ、内偵調査をさせる。


 ▽ブリタニアの第一皇子と中華連邦の天子の婚姻がなされる。御披露目ついでにパートナーにと連れていかれるが、何徹もして顔色も体調も最悪にして寝込む。だがカノンが栄養剤から何からを食事などに仕込んでおり、だめ押しとばかりに睡眠薬を飲ませた。カノンの策にまんまと嵌まってしまうが、逆に気分を悪くしてしまおうとある薬ある薬を片っ端から飲む。
 ▽と、中に媚薬が、ありそういう状態であることに気付いたシュナイゼルが鎮めてくれるが、抱かれたことでくたくたに疲れ、結局祝賀会をすっぽかす。かと思ったが目が覚めて空腹だったため参加する。連絡を受けたカノンがエスコートしてくれる。主の妻に手を出すなんて大胆だねと牽制。
 ▽レイシーが隣にいることで心なしか嬉し気なシュナイゼル。レイシーはアッシュフォード学園生やラウンズのところへ逃げ回り、挙げ句の果てにはカノンやロイドも拠り所とする。だが結局捕まったところでゼロが登場。

 ▼お久しぶりですと挨拶するが覚えていないレイシーに、皇帝が記憶を改竄したかシュナイゼルが何かしたと思う。2人の並ぶ姿に苛立ちチェスを持ちかける。レイシーを要求しかけるが、スザクさえいなくなればすべてがうまく行くと思いスザクを所望する。
 ▼スザクを案じるレイシーを見て勝っても負けてもいいかと勝負を受ける。陛下の騎士を勝手に商品にしてとレイシーに小言を言われるが、では私の勝利を祈っていてくれと微笑む。レイシーの前でチェスをするなんてルルーシュとした頃以来かなと思い出す。
 ▽勝ちを献上しようとしたシュナイゼルに怒る。ニーナが乱入してきた際には真っ先に庇われる。解散後はシュナイゼルの私室で過ごすことになる。可愛がられるものの、朝もしているため最後まではされない。

 ▽婚姻の義でクーデターや黒の騎士団が乱入。





「君は私より彼を好いている節があるからね」
「疑うなら、邪魔なら捨てればいいじゃないですか」
「殿下と私、望んでなった関係じゃない。
きっとお互いがいない方が上手く生きられる」

「私がどんな気持ちで君の自由を許していたか……」
珍しく怒気を見せるシュナイゼルをカノンが止める

立ち去ろうとしたレイシーを引き留め軟禁する
「2度と離れることは許さない。君は私のものだ」

決戦にシュナイゼルが敗れルルーシュに助けられる
「これで君は自由だ……満足かい」切な気に言われる

共に死のうと思っていたが迷いと罪悪感を見抜かれる
向き合うように言われゼロレクイエムを見届ける

ギアスに操られながらもレイシーに前では普通に戻る
不器用ながら新婚のような生活を送る












台詞集




「(きっとレイシーは知らないのだろう。未だに私が、君を閉じ込めてしまいたいなんて愚かな欲望を持っていることに。
心配しないで、実行したりしないから。もう2度と君から笑顔を奪ったりしない。こうして新しい世界で君の隣であの頃のように暮らせるだけで幸せだから。

……………でも、私はこの幸せが失われる苦しみを知っているんだ。
君が笑いかけてくれれば更なる幸せを望むし、君の心が他の誰かに移ろうなんて許せない。

君を愛していても君のすべての願いを優先してあげることはできない。私は変われないんだ。
だからどうか、私が欲望に負けてまた君を傷付けてしまわないように、眠っている間だけは、私という檻に閉じ込められて)」





「(私には、この人が分からない。

いつも優しくて何でも出来る彼を、どこか怪物のように思っていた。だから、その本心を聞いたことなんてなかった。私は逃げるばかりで、向き合ってこなかった。

こうしてまた一緒にやり直そうとしていても、私は彼を信じられないでいる。色々なことを話し教えてくれるようになり、優しいだけじゃない顔も見せてくれる。
でも、……最後の仮面を外してくれたことはない、と…思う。私はそれを知り向き合わないといけない気がする。パートナーとして、受け入れなければいけないものな気がする)」





「これでもレイシーには本心を言って素顔を見せているつもりなんだけど、……もしレイシーの言うようにまだ私が仮面を被っているなら、きっと私は一生それを外すことはないよ」

「どうしてですか?」





















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