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私の生まれた理由って何だろう。


幼い頃からずっと考えてきた。
答えは未だに見つかっていない。










家族にとって2番目の子供の私。

優秀な嫡男とは違う、他所に嫁ぐだけの道具。
両親は私に見向きもしなかった。

家族らしい会話もなく、あの場所にぬくもりはなかった。



許嫁にとって役に立たない私。

何事も完璧な彼とは違う、足を引っ張ってばかりのお荷物。
すれ違いは諦観に代わり、何もしないことを望まれた。

無力感と孤独に苛まれ、理由もなく涙にくれる日々。



全てを捨てる覚悟で漸く逃げ出した私。

そこのあったのは捨てるものすらない人々の生活。
自分がどれだけ恵まれているのかを知った。























































































































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