“madly, madly...” - 2/2


こんにちは。

今回は短編『デートプランナー』をきっかけに頂いたリクエスト、【切ないデート企画】の第一弾で、トップバッターはニノミーヤ!そんでもって、間近に迫ったニノミーヤの誕生日企画の一部でもあります。
誕生日のハッピーな空気は今のところ皆無ですが、元々当サイトはこんな感じだったんじゃないかと。
何よりリクエストをして下さった読者様は、最初のサイトからお付き合いして頂いている読者様なので、それもアリだと信じて進めます(笑)!



その『デートプランナー』ではニノ視点でしたが、今回の『“madly, madly...”』は主人公ちゃん視点。
海外に行った元カレ・ニノが、なぜか主人公ちゃんを訪ねて来て、その一緒に過ごす2日間を“デート”という設定にしてみました。
完全に自己満足ではありますけど、ちょっと今までと書き方を変えて、出来る限り淡々と書いたつもり。その方が、ニノの持つ空気感にしても、最後のシーンで爆発させる為にしても、効果があるかなー、と。


そして、いつか使いたいと思っていたタイトルというか、ワードが『madly』でした。
意味は、「狂おしいぐらいに」。


文中で、「人のテリトリーには入ってくるけど、自分のテリトリーには入れてくれない」と書きましたが、本当にそんなイメージがニノにはあります。
彼女の友達にも会うし、家にも来るけど、自分の大切な友達には会わせないし、家にも入れてくれなさそう、というか。
で、「家に行ってみたい」とか言うと、「いーよ」って言うんだけど、結局話が進まないまま、約束自体が無くなってた、とか。そんな感じになりそう(苦笑)。


だからね、あの4人は凄いと思いますよ。本当に。
あの4人が「行っていい?」って言えば、「どうぞ、どうぞ」って感じでスグ入れてくれると思う(笑)。
つまり、あの4人レベルにならないと、どんなに彼女としてのポジションを手に入れたとしても虚しい気がするのが、私の“彼氏・二宮和也”のイメージなわけです。


で、そんな虚しさに縛られたままな、主人公ちゃん。
ずっと前に進めないまま時間を過ごしていたのに、いきなり現れて、何も説明されないまま、なのに最後にこんなこと言われるワケです。

最後のシーンのニノの言葉は、全部ズルイですね。
いきなり、核心を突くように「好き、愛してる」って言うのも、「こう言えば付いて来てくれるかな、って」も、全部ズルくて、切ない言葉だと思います。ある意味、主人公ちゃんがどう動くが分かっているからこそ、言える言葉でした。
付いて来れないことも、お互いの気持ちに応えられないことも、全部知っているのです。あと、絶対にニノは人前じゃ泣かないと思うので、こんな感じになりました。
たぶん、5人の中で内容が決まったのが最後から2番目とかだったのですけど、もしかしたらニノのこの話が一番辛くて後味が悪いかも知れませんね。



……ということで、とりあえずニノミーヤは終わりです。
最初は短編というカタチで更新しようと思っていたのですが、この後味の悪さは短編サイズでは耐えきれないな、と思い、拍手小説でシリーズ化させて頂きました。

リクエストにきちんと応えられているのか、正直かなーり不安なのですけど、大丈夫でしょうか?(^_^;)
楽しい、ハッピーなお話ではありませんが、少しでも喜んでも頂けたら…、と思います。
そして、残りの4人は全員彼らの視点で書くつもりですので(今回は先に短編があったので特別☆)、それも楽しみにして頂けたら幸いです。


ニノミーヤ!誕生日ちょっと早いけど、おめでとう、ニノミーヤ!
28歳、頑張ってね、ニノミーヤ!


(.゚ー゚`)「…もうそろそろ、その呼び方止めてもらっていいですかね?」


止めません。飽きるまで、呼び続けます。 ←
それでは、また次回!





2011. 6. 11


Natsu




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