優しさの表現方法 - 3/3


こんばんは。

前回から間が空いてしまった『17 コンパス』、最後の出会いはニノミーヤ。
全部の話と出会いが繋がっているのは当然ですが、今回は特に前回の席替えあってこその流れですね。


席替えで、予想外に潤くんの隣になってしまった主人公ちゃん。
本人からすれば、「いや!私は望んでないし!」といった感じなのですが、そうは見えないのが、前回説明した通りの席替え方法です。
「親友と近くの席になりたい!」という主人公ちゃんの希望以外は、まったくの偶然と先生の独断あってのものなのですが、周りの女子から見れば、「は?あの子、松本くんの名前を図々しくも書いたわけ?それとも、松本くんがあの子の名前を?」となるわけで。
結果、嫌がらせを受けることになってしまい、それに気付いて助けてくれたのがニノミーヤ、…という今回の出会いでした。



そんでもって実は、このお話、私が実際経験したことだったりします(苦笑)
うっかり、クラスの女子の中でも権力を持ってる女の子が好きな子の隣になってしまい、主人公ちゃんのように靴隠されるわ、提出したはずのノートも消えるわ、挙句作ったばかりのメガネまで盗まれるわ…。
他人のメガネ盗んで、どうすんの?っていうね☆ ←


まあ、私は主人公ちゃんのように泣いたりはしなかったですが(寧ろ怒りを覚えた)、それでも主人公ちゃんの「怖い」という気持ちは分かります。
だからこそ、ニノミーヤのように、さり気に「分かるよ」という気持ちを含ませた言葉は、救ってくれるような気がするのです。


なんとなくなんですが、ニノミーヤは一部の女子グループにある「悪い女子 ver.」には、すぐ気付くんじゃないかな、と。
女子ならではの陰湿なイジメとか、バレるとすぐに取り繕うとする感じとか。
で、そういうのを見て、「分かり易過ぎて、逆に笑えるんですけどー」って言うタイプ(笑)



だから、今回主人公ちゃんを助けるのは、ニノミーヤしかいないな、と思い、こんな話になりました。
シリアスな状況でも、ユーモアと皮肉を絶妙に出せるニノミーヤだからこそ、主人公ちゃんの危機を救えるのだと思います。
そして、いつの間にかあっさり呼び捨てできるのもニノミーヤですね(笑)
なんか、主人公ちゃんを「さん」付けするイメージは、どうにも湧かなかった…。



というわけで、これにて『17 コンパス』全員クリア〜!お疲れさまでした〜!\(^o^)/



……と、言いたいところですが、余りにも中途半端なので(笑)、最後にもう1話用意するつもりです。
たぶん、それで連載終了……だと、思います。←
もし、それ以上続きが出てくるようでしたら、その時は読んで頂ければ幸いですね。(^_^;)



それでは、また次回!





2011. 12. 30


Natsu





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