道端の予言者 - 9/9
こんばんは。
トゥルカラ7話目を更新致しました。 今回は非常に辛かった…。ただただ、ひたすらに辛かったです。 当時のあとがきを見ると、そんな愚痴から始まっていたのですが(今考えると酷いな…)、リライト作業をしている今回の方が、たぶん辛かった。 元々、どう表現していけばいいのか、不鮮明なテーマを持った回ではあるけど、それにしても「ええぇぇ?ナニコレ?どうすればいいの?」の連続でした。 とりあえずでも勢いでも、それなりに書き切った当時の私に拍手と、「ふざけんなや!」という最大級のクレームを送りたいです。←
でも、まあ、まずは智くんのクランクインでしょうか。 文中でも言っている通り、翔ちゃんの大学時の先輩であり、今は悠々自適の生活を送るアーティストです。 片や国際的な会社で働き、片や自由に趣味に没頭し…だからこそ翔ちゃんにとって智くんは憧れ。そういう意味では、この2人に関しては、普段の彼らの関係性と余り変わりはないですね。
そして、翔ちゃんにしろ、泣き虫コンビにしろ、主人公ちゃんの瞳の陰りには気付いてはいるけど、それが何かは具体的には分かっていません。 でも、絵を描いたり、普段から人を観察している智くんには、他の人よりもそれがよく見えるかな、と。 だからこそ、主人公ちゃんのほんの少しの変化や、そこの翔ちゃんとの関係性にも気付くし、「なんとかしてあげないと」となるのです。 なんかもう、副題が「道端の予言者」だったり、アート以上の特異な才能を持っていたり…。 もはや神がかっている智くんですが、これから先、翔ちゃんにとっても、主人公ちゃんにとっても、他4人の中で一番大事な存在になるのは必須ですね。
というわけで、リライト作業にですら、やたら時間がかかった7話目でした。それなのに、通して読むと大したことない感じになる、この切なさ(笑) 基本的にこの回は、我ながらとってもぼんやりした回で、当時の私が言うには「違和感がありすぎる回」だそう。(←他人事か) でも、当たり前ですが、全ての回が繋がっているからこその長編ですから! この回がこれから先、どんな風に繋がっていくのかも含め、引き続きお付き合いして頂ければと思います。
次回は8話目! 若干、まだぼんやり感は抜けませんが(笑)、その副題の通り、トゥルカラ前半の最初のターニングポイントになることでしょう。
それでは皆さん、最後は智くんのクランクインを記念して、ご一緒に! ふわふわ・ラヴ!(^3^)←
2009. 12. 4 (再更新)2012. 10. 29
Natsu
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