運命の出会い - 1/9
偶然なのか、必然なのか。 夢だったのか、現実だったのか。
君との出会いを、どんな言葉で表現すればいいのかよく分からない。 とにかく今言えるのは、有り得ない出会いだったということ。 そして、きっともう、二度と起こり得ないことだということ。
本当の名前も知らない。 何をしているのかも、どんな風に生きてきたのかも知らない。 知っていることよりも、知らないことの方が俺たちは多かった。
こんなこと、今更かもしれないけど。
それでも、こんな風に思い出すのは確かに君がここにいたから。 今でも、俺の心に君がいるからだ。
偶然か必然かは分からない。 ただ、運命だったとは思ってる。
感謝してるんだ。
君と、出会えたことに。
in one's true colours. Prologue.
運命の出会い
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