2012/07/31
ワクワク学校 in 福島レポートD


続きです。


【ワクワク学校終了】


ドームの時同様、嵐さんが完全退場すると、モニターには「日々是気付」の書道をする嵐さんのVTRが。
東京ドームの時、私が見た瞬間、すぐさま「“気”は絶対王子が書いたでしょ」と気付いた、あれです(笑)
後ろの小学生の女の子たちが、何度も相葉さんの書く“日”が上手い!と言っているのが聴こえました。

そんなVTRも終わり、じゃあ帰りますか、という雰囲気になるお客さんたち。
コンサートの時と同じように、「各ブロックから順番に案内するのでそのまましばらくお待ち下さい」とアナウンスが流れるのですが、これがもう、コンサートでもそんなに何度も言わないよ?というぐらい、しつこく流れるわけです。会場全体を見てみると、先に席を立っても、係員の方に止められてる方も居ました。
かなりの徹底ぶり。

私のブロックは3番目ぐらいに呼ばれ、比較的早かったです。
会場から出ると、スタッフの方たちが「こちらでーす」と先導し、同時に「1列になってお進み下さい」と言われます。
通常、4、5人で横になって並べと言われるジャニーズには珍しい現象。ディズニーランドのアトラクション待ち?と思うような1列なのです。

そしてしばらくすると、スーツを着たおじさんが、「右手を空けておいて下さいねー」と呼びかけます。
前に並ぶ姪っ子たちが「なんで?」と訊くと、ただ笑って「なんでだろーねー?」と返されます。
言われたとおり大人しく進む先には、不自然なほどの衝立になっている、白い壁がありました。


ここではっきり言ってしまうと、宮城レポをネットで読んでいたこともあり、これから何が起こるかは、ある程度私は予測出来ていました。
でも、実際その時を迎えるとなると、分かってはいても真っ白になってしまうんですね。
声が聴こえて、壁の向こう側に誰がいるか分かっても、思ったことは一つだけでした。


そこには、ニノの姿。


泣くな!と自分に言い聞かせて頑張りましたが、零れることは無くとも、結局涙目だったのは自分でも気付いてます。
でも、ちゃんと笑顔で「凄く楽しかったです!ありがとうございました!」とお礼を言いました。
ニノは、


「うん、俺たちも楽しかったよ。ありがとうね」


と言って、笑ってハイタッチ。


手が触れた瞬間、一番最初に思ったのは「手が冷たい」。
さっきまでドームほどではなくても、それなりに照明を当てられ、櫻葉の授業で体を動かしていたにも関わらず「冷たい」。他のメンバーはうっすらですけど、汗はかいていましたから。
どれぐらいの温度かって言うと、冷たいペットボトルをしばらく持ってると、掌全体が冷たくなりますが、それぐらいの温度です。

そして次に思ったのが、「手ぇ小さい」。
私も手は小さい方なのですが、ほぼ同じくらい。でも、私より手は厚くて、ちゃんと「男の人の手」をしてる。
智くんや王子に「ハンバーグみたい」と言われてるのを良く聴きますが、確かにそれも分かる気がしました。


今回のイベントが嵐さんの善意で行われてるおかげか、案内をするスタッフさんも、大して時間を必要としないはずの、ハイタッチする一瞬の為にしては、一人一人に十分な時間を用意してくれていたような気がします。
だからこそ、きちんと目を見てお礼を言うことが出来たんだろうな、と思いました。
因みに姪っ子の1人は、ニノの授業で嵐さん宛に手紙を書いたらしく、この時ニノに渡したそう。ニノも笑って、ちゃんと受け取ってくれたそうです。
内容は何度聴いても、テレて教えてくれなかったのですけど(笑)



ハイタッチをして会場を出ると、思っていた通り、それぞれ5箇所ほど出口が作られていて、そこで他の4人も同じ様にファンと接してくれているのが分かりました。
もちろん、外からは見えないように壁で仕切られてるので、どこに誰が居るのかは分かりませんが。

でも、出てきた人達はみーんな、相手が誰であっても嬉しそうで、やっぱり泣いてる子も少なくありませんでした。
私は姪っ子たちの前なので涙目で済みましたけど、結局、家に帰って来てからしばらくは、一人で泣きました。てか、今も泣いてる(笑)



なんて言えばいいんでしょうね?ただひたすら、感謝、なのです。
家に帰ってきて、泣いて、ようやく落ち着いた後に、東京ドームでのワクワク学校のチケットをプレゼントしてくれた友達に電話したのですが、第一声は「1年辛かったけど、頑張ってきて良かった」でした。しかも、また結局泣いているっていう…(苦笑)


友達2人は、「1列目って、俺たちがプレゼントしたチケットの価値が無くなってる(笑)!」と笑ってましたけど、そんなこと無いです。
もちろん行かなくても、この日を楽しむことは出来たけど、行けたからこそ、ドームと今回の福島での授業の比較が出来て、そこに嵐さんらしい優しさを見つけることが出来たんですもん。
ニノの授業でも言っていましたが、本当に人は一人で生きているんじゃない、ってことですね。



以前、日記で書いたこともありますが、嵐さんが被災地の為に善意でやってくれていることを、一部のファンから「ズルい」と言われたことがあります。
確かにここまでのことをして貰うと、そう言われても仕方ないだろうな、とは思います。
でも、その時も書いたように、この事実をラッキーだと思っている被災地のファンはいません。
彼らがここまで足を運んでイベントをしてくれたことには、もちろん感謝でいっぱいです。
でも、例えば私なら、せっかくメインキャスターになったんだから、王子にはロンドンでたくさん取材をさせてあげたかったな、と思います。地震が無かったらワクワク学校も存在はしてないでしょうが、彼らの時間を取らせることも無かったでしょうから。



うん…。だから何が言いたいかっていうと、本当にただただ感謝なんです。
潤くんが風景コンの時にファンに問いかけた言葉があって、ずっとそれを覚えてるんですが、今それを思い出しました。


「楽しかった?」
「嬉しかった?」
「幸せな気持ちになれた?」
「元気になれた?」
「明日から、“また頑張れる”って思った?」
「良かった、俺も同じ。明日から、また頑張れる!」



今なら、全部に「はい!」って答えられる気がします。
今回のイベントはそういう出来事でした、私にとって。


本当に、ありがとうございました。
嵐さんへ、愛を込めて。









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