2013/09/11
Where Is the Love?


朝からニュースやラジオで「震災から2年と半年」と耳にしました。でも個人的には、この日は震災よりも、やっぱり9.11のことの方が頭に過ってしまう。

中2の時に広島の原爆ドームを、8月6日に合わせて訪ねたことがあります。近代史に凄く興味があって、何でもいいから知りたくて、親にその年の年明けから「行きたい」と頼んでのことでした。
本物の原爆ドームも、平和記念資料館で目にする写真や物も、どうしようもなく全てが非情なのだけど、その日そこに集まってる人たちは、国も性別も年齢も様々。それなのに全員が平和を想って同時に祈るという光景に、涙が出ました。

でも、その約1カ月後に、この9.11が起きて。
正直、何が本当なのか分からなくなったのを覚えてます。夜にテレビを付けたら「LIVE」の文字で、まるで映画みたいなシーンが繰り返されてて、それが現実に起きてることだと理解するのに相当な時間がかかって。

あれから色んなことが起きたけど、やっぱり、まだ分からないことは多すぎるね。
そういう意味も込めて、ここにBlack Eyed Peasの「Where Is the Love?」の歌詞を載せておきます。私の訳は饒舌すぎると時々友達から怒られるのですが(苦笑)それでもこの訳は「日本盤に入ってるオリジナルの訳より良い」と言ってもらったので、悪くはないかと。
これ、2003年の曲だから、たぶん高1の時だな、訳したの…。ワーオ…。←

王子もこの曲をサンプリングにして自分のリリックをのせていたけど、オリジナルがあってこその、王子のリリックですからね。この曲の歌詞を理解することは、彼の想いを理解することでもあるのかな、と思います。



Where Is the Love?
by Black Eyed Peas feat. Justin Timberlake

世の中一体どうなってるの?
ママがいないみたいにやりたい放題
世界中が揉め事中毒で
心が傷つくことばかりに魅せられている
海の向こうではテロを止めさせようとし
それでもアメリカにはテロリストだらけ
例えばCIA
都市のギャングにはKKKもいる
自分と同じ人種しか愛せないなら
そこに残されるのは差別だけ
差別は憎しみしか生まないし
憎しみは更なる怒りを呼ぶ
顔に表れるのは怒りだけ
激しい怒りこそが世の中を動かしている
ねえ、愛を持とうよ、怒りを抑えて黙想するんだ
そして、魂を愛で癒してあげるんだ

[CHORUS]
人は殺し、人は死に
子供たちが傷つき泣いているのが聴こえる
あなたは説教した通りに行動出来ますか?
もう片方の頬も差し出せますか?
神様、私たちを救って下さい
天からお導き下さい
彼らを見ていると分からなくなるのです
愛が、一体どこに行ってしまったのか

全てが変わってしまった
新世紀は何かがおかしい
もし以前のように愛と平和に力があるなら
なぜ、愛は姿を見せないの?
爆弾を落とす国があり
子供が毒ガスにやられ
平和を知らない子供たちの苦悩は続く
君の愛は消えてしまったの?
何がマズイのか僕には分かるよ
僕らが生きるこの世界では人はすぐに諦め
利益を求めて間違った決断を下す
相手を否定してお互いにリスペクトしないから
戦争は続く、理由は明らかにされていないのに
真実は隠され、君が真実を知らないままだから愛の行方も分からなくなる
愛はどこにあるの?(分からない)
真実はどこにあるの?(分からない)
ねえみんな、愛はどこに行っちゃったの?

[CHORUS]

世界の重みが肩にのしかかってくる
成長するにつれ人の心は冷たくなっていく
金儲けだけに気を遣うから
自分本位で道を踏み外す
メディアは間違った情報を流し
基準にされるのはネガティヴな映像
バクテリアより早く若者は洗脳され
子供はアクション映画さながらに行動をしたがる
人間愛の価値はどうなっちゃったの?
公明正大とか平等ってやつは大丈夫?
愛の代わりに憎しみを広めているようじゃ、一つになんかなれやしない
こんな理由で僕は気が滅入るし
こんな理由で落ち込むことがある
これじゃあ落ち込むのも無理はないだろ?
でも、愛が見つかるまでこのビートは絶対に止めたりしないから

[CHORUS]




なんだかとっても真面目な日記になってしまったな…。
でも、嵐さん関連。王子関連でもある曲だし、名曲なので絶対に知っておいて損はしません。こういう曲を聴くと、やっぱりラップは確実に想いを伝える為には一番適した手法だな、と思う。
Lupe Fiascoの「The Show Goes On」とか、聴く度に感動して涙が出るよ。曲も内容も、絶対に王子好みだろうなー、この曲。


10周年の時にZEROで、「この10年間の中で一番心に残っているニュースは9.11です」と答えていた彼なので、当時を知らない子たちにも、自分なりの方法でこれからも伝えてくれると信じています。
全ての人に優しい世界が、出来るだけ早く訪れますように。








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