なんだかね、
2012/06/14 23:11

人に言葉を伝えるのは難しい。
いいたかったことなんてきっと人の耳にたどりつくまでに意味をそぎ落とされたものになっている。
そもそも不完全なまま送りだされたものだ。
お互い伝わらないのも無理はない。

この上、言うつもりもなかったことを口がしゃべってしまうのは実に困ることだ。
それは動揺からくるものが多々ある。
余裕のないひどい状態ではまわりなど見えていないから、相手の反応で事態の把握に至る、全てが終わった後ではどうしようもない悲惨な有様を見なければならなくなってしまうのだ。
そういう時、本当に途方に暮れてしまって、頭を抱えてしまいたくなるし、どこか密閉された空間に閉じこもりたくなるし、衝動的に飛び降りたり左手を噛んだり、痛みと自閉に逃げ込んでしまう。

何でも黙っているのがいちばんだとは思わない。けれど否定でもない。
それなりに絶妙な距離感があったはず。

…などと思うことがこないだオフであったわけですが、ううん、困ったなぁ、なんて。
普段、資格の学校の飲み会などで人見知りが酷いときにはあまりしゃべらない事が多いのですが、そういう場で不意に話を振られて、とっさにあまり知られたくない隠しごとをする際、よく酷い嘘をつくことがしばしばあります。
でも真意を知られたくないから弁明することもできない。
反射的に口から出た自意識を含んだ無意識。
わたしがたくさんいるみたいだ。


とりあえず、あしたはお礼を手渡ししてありがとうをいう。
わたしだめなやつだけど、営業でもそうでなくても心配と優しさがじわじわしみたっていうのはわかるんだよ。

うおお、おらに勇気を!←





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