memo | ナノ

Diary


 地球最後の告白を
「非常にー残念なことですがー本日地球は終わりますと〜♪」
「あれ、楽しそうっすね、カノ。どうしたんすか?」
「あぁセト。今日で地球は終わりだってさ。どっかの国の大統領が泣きながら言ってた。」
「うぇぇ、まじっすか。じゃあ今まで貯めたバイト代全部使って、マリーとの愛の巣でもつくるっすかね。」
「たぶん材料揃えたぐらいの時点で地球滅亡するよ。ていうかセトの薄給じゃ材料も買えないでしょ。」
「いやいやいけるっすよ。犬小屋くらいなら。」
「…君達犬小屋に住むの。」
「小さな空間でマリーと抱き合いながら眠るようにして滅亡を迎えるんすよ。うわ我ながら完璧な滅亡スタイル!!」
「なんかマジでやりそうだけどやめてねそれ!ウザいから!!」
「あ、セト、カノ〜。どうしたの?楽しそう。」
「お、マリー。聞いたっすか、今日地球滅亡っす。」
「マリーは何するの今日?」
「えっとね…。…え?滅亡?」
「そうそう。地球最後の日。」
「!!!!…………!!!…!……!!!!」
「いやマリー、机の下隠れても無駄だから。」
「あっはは!マリー、アレっすね。『きゃー!雷ー!!』って言いながら机に隠れるタイプ。」
「なっ、なななななんで2人ともそんな普通にしていられるの!?死んじゃうよ、皆死んじゃうんだよ!!?」
「そうっすね、マリー。でも、こんなときだからこそ冷静になって、自分が今1番すべきことを考えなきゃいけないんすよ。」
「ちなみにセトは犬小屋作るって。」
「そっか…。うん、私、セトと一緒にいれれば幸せだな…。」
「えっ、それでいいの?」
「おい、何やってんだーお前ら。昼飯できたぞ。」
「はーい今行くっす!」
「ねぇキドキド〜、今日地球滅亡だって〜」
「はぁ?それくらい知ってるよ。何を今更。」
「ははっ、まあ去年くらいから騒いでたもんね。さすがのキドも、それくらい…、」
「……あれ?」
「わぁ〜、私の好物いっぱいある!あ、セトのも、カノのもあるね。」
「…まあ、最後だしな。これくらいは奮発してもいいだろうと思って。」
「…え、キド?たぶん今日地球は滅亡しなもがっ、」
「さぁっすがキド!そうだよね地球も終わりだし!じゃあ今日はもっと他のサービスもすべきじゃない?例えば僕に、ひざ枕しながら耳そうzぐぼふぁッ!!!」
「なッ、何言ってんだバカノ!!…あっ、あとで、時間が余ったら、な。」
「!!!!!!」
「(地球滅亡の有効活用…)」
「ねぇねぇセト、今日地球滅亡するのにどうしてテレビでは週間天気予報やってるの?」
「……あぁ、明日は晴れっすね…。」


オチなど無い!意味もない!!

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