女の子×女の子 4
「これで買い物終了か」
「つっかれた……」
「はは。普段ここまで買い物しないからね」
ショッピングバッグを肩に担いでくすくすと笑う。
持っている量はダンテが二つ、自分が一つ。
流石にこれじゃバイクに乗せ切らないので、スコルを横に連れて徒歩で帰宅だ。
「そろそろ車を考えようか」
「車?なんで?」
「こういう時不便だろ?」
「荷物が運べないのがバイクの欠点だよねー。その分楽しいけど」
「今がシーズンだな」
「ね。暖かくなって来たから走り易いよ!今度どこか行こうよ!」
「海岸線あたりか?」
「それもいいね!」
二人でくすくすと笑いながら通りを歩く。
いつもの光景なのに、やっぱり違和感がある。
「早く元に戻れるといいね」
そう言えば、ダンテの薄氷色の瞳が丸くなった後、優しく細められる。
「お前、本当にいい奴だよな」
「は?」
「決めた。車買ったら最初に横に乗せるのは鈴だ」
「え、いいよ!そんな」
「いいじゃねぇか」
くすりと笑ったダンテが、そっと耳元に顔を近づける。
「俺の横に居るのは鈴がいい」
びっくりして目を丸くしていると、くつくつとダンテが目を細めて笑う。
「何照れてんだよ」
「てっ、照れてなんかないもん!」
「かーわいー」
「可愛くないし!」
「このこのっ」
「わっ!」
くしゃくしゃに髪を撫でられ、怒って追いかけようとすると逃げられる。
そんなことを繰り返していたら帰り着く頃には日が暮れてしまい、空腹が限界に来たバージルから幻影剣が飛んで来たのだった。
女の子×女の子
(その後)
(ネヴァンの悪戯が常習化してしまい、ダンテの女物の服が常にクローゼットに用意されることになるのだった)
***
『箱庭』のなまり様から相互リンク記念に頂いた小説で、女の子若とあちら宅の夢主ちゃん(鈴姉)でした。
鈴姉が頭の中でダンテに何着せるか考えてるだけで十分着せ替え人形状態ですww
足まで褒めて…愛でるところ増えとる(笑)
「ダルメシアン」ってww鈴姉、さすがにそれはないよww
確かに若って犬っぽいがww
管理人なら「ダリア」、「ダイアナ」とかですかね(笑)
鈴姉かわいいよ、鈴姉。照れてるところがまたかわいい(*´艸`)
ダンテは女の子になっても中身そのままでかっこいいですね(笑)
…とりあえず、女の子若って胸のサイズどのくらい?
ちょっと教えてくださ(←殴)
なまり様、すてきな小説ありがとうございました!
改めてこれからもよろしくお願いします!
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[mokuji]
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