狼とうさぎの1週間 23
2人はゆっくり買い物を楽しんだのか、日がとっぷりと暮れてから大量の買い物袋を持って帰って来た。
「ダンテさん、遅くなってごめんなさい」
「楽しくてつい遅くなっちゃったよ」
「何もなかったならいいんだ」
リアラから荷物を受け取りながらほっとした髭が言う。
若も荷物をディーヴァから受け取っておかえりがわりのハグをした。
そして開口一番に「アイスは?」と聞く。
リアラとディーヴァは苦笑して別に持っていた小さな袋をあずけた。
「そこに入ってるから食べて?あたし達は食べながら来たからね。まだ買ったばかりだから冷えてると思う」
そしてリアラとディーヴァはその夜の夕食準備にと、キッチンに入っていった。
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