狼とうさぎの1週間 14

一方、リアラと髭を置いてきたことを話すと若も羨ましいと騒いだ。

「ディーヴァー!!オレにもオレにも!」

「…しょうがないなあ。減るものでもないし30分しかもたないみたいだし、どうぞ」

髭よりは少し雑な手つきだろうと推測する。
若は耳を手の中で弄んだ。

「おお…!ふわふわのもっこもこ…」

ふにゅふにゅもみもみぐにぐに。
うさぎ耳の上からなぞり、下までもみつくす。
黙ってされるがままだったが、若の手がさらに下へと移動し出したことで口を挟む。

「…どさくさに紛れてどこを触ろうとしたのかな?」

胸元に手を突っ込もうとしていた若の手を力を込めてつねった。

「いてっ」

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