‐一日編‐ 5

初代の支持通り、リアラは調理場に残り、料理を乗せるための皿を用意する。今日の朝食はクロワッサンとオムレツにベーコン、それに彩り豊かなサラダだ。
初代が作ったオムレツが皿に乗ると、リアラがそこに自分があらかじめ焼いておいたベーコンを添える。皿に乗った料理の見栄えがよいか確認すると、リアラは調理台の横にあるカートにできた料理を乗せていく。
リアラがカートに料理を乗せ終わると、それを見計らった初代が手を拭きながら言った。


「若が旦那様達を呼び終わった頃だろうから、先に行っててくれ。俺もすぐに向かう」

「はい」


返事をし、リアラは料理の乗ったカートを引いて広間へと向かった。

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