Animal Knight 18

夜、リアラとディーヴァがいつも以上に力を入れたことにより、豪華な夕食となった。
若と髭の好物であるピザは普段作るものに加え、チーズたっぷりのものや生ハムの乗ったものの3種類作られ、彩り豊かなサラダ、鶏肉のトマト煮など、たくさんの料理が並べられた。二人が気合いを入れて作っただけあって普段より一層美味しく、髭と若はテーブルに並べられた料理をペロリと平らげてしまった。おいしそうに食べる二人を見て、リアラとディーヴァは顔を見合わせて笑った。
その後、リアラとディーヴァがキッチンで洗い物をしている時だった。


「リアラ、ディーヴァ」


名を呼ばれ、二人が振り返ると、入口に髭と若が立っていた。


「それ、あとどれくらいで終わるんだ?」

「えっと、あともう少しで終わりますけど…」

「そうか。それが終わったら、散歩に行かないか?」

「今からですか?もう8時ですよ?」

「そんなに遠くまでは行かない。20分もあれば着く」

「着く?どこか行きたいところがあるんですか?」

「ああ」


リアラは首を傾げたが、特に断る理由もなかったので頷く。


「いいですよ。ディーヴァは?」

「まあ、断る理由ないしね」

「決まりだな」

「じゃ、終わったら言ってくれな」


そう言い、手を振って居間に行った二人に、リアラとディーヴァは不思議そうに首を傾げた。

[ 61/220 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -