happy summer! 6

次の日、晴れた青空の下、リアラ達は海へとやって来ていた。


「おっしゃー、着いたー!」

「騒がしいぞ、愚弟が」

「まあまあ、そんなにイラつくなって。それにしても、海に来るなんて久しぶりだな」

「ああ。それに、いい天気だ」

「へぇ、砂浜ってこんな感じなんだな」

「何だ坊や、泳ぐの初めてか?」

「そうだよ、悪いか?」

「まあまあ、ネロ、私もそんなに泳いだことないから…」


各々好きなように話す中、とりあえず、と初代が切り出した。


「まずは着替えてこようぜ。じゃないと泳げないだろ?」

「そうだな」

「俺はもう履いてるから、脱げばすぐに準備終わるぜ!」

「履いてる、ってお前、事務所出る前から履いてきたのかよ」

「馬鹿が…」

「まあまあ。じゃあ若はここで荷物見ててくれ、俺等は着替えてくる。着替えたらここに集合な」

「わかった」

「リアラ、水着姿、楽しみにしてるぜ」

「恥ずかしいから止めてください…」


持ってきた荷物を若に預け、水着に着替えるためにリアラ達は更衣室に向かった。

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