漆黒の闇に踊る 15
「…もう…」
拗ねつつも受け入れてくれるリアラの頭を撫で、髭は彼女の手をそっと掴む。
「そろそろ帰るか」
「…その前にケーキです、誕生日なんだから、買っていかないと」
小さく付け加えたリアラに嬉しそうな笑みを見せると、髭はリアラをつれてゆっくりと歩き出す。
「もちろんショートケーキだよな」
「当たり前です、ダンテさんの好きな物なんだから」
明日からはまた闇に身を潜める生活が始まるのだろう。ならせめて、今日ぐらいは穏やかに。
「…ずっと傍にいてくれよ、リアラ」
「…ダンテさんが望んでくれるなら、ずっと一緒にいます。…だから、ダンテさんもずっと傍にいてくださいね」
「…ああ」
静かに寄り添いあった二人を、夕焼けが優しく照らしていた。
***
闇姫様とお話ししててついつい書きたくなってしまって、書いたお話です(笑)
メンバーのコードネームと役割は早く決まったのですが、小説ができあがるまでに時間がかかってしまって…。申し訳ないです(・ω・`;)しかも、若なんてコードネーム一回(しかも説明で)しか出てないですね、面目ない(^ ^;)
夢主とおじさんを恋人設定にしていたので、長編で恋人になった時を思い浮かべて書いてみました。ちょっとエロい…かな?
おじさんはうっすらと身体のライン見える服好きそうだ(笑)
お持ち帰りは闇姫様のみ可です。
2014.2.20
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[mokuji]
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