ハラハラドキドキプチ旅行! 13

「ただいまー…。あれ、寝てる…」


30分後、リアラと髭が部屋に戻ると、ディーヴァと若は一緒の布団ですやすやと眠っていた。


「何だ、二人共寝たのか?」

「そうみたいですね。起こさないでおいてあげましょう」


顔を見合わせてくすりと笑みを溢すと、リアラと髭は二人を起こさないようにゆっくりと中に入る。
布団の上に座り、ぐっと伸びをすると、髭は言った。


「さて、そろそろ俺達も寝るか」

「そうですね」


リアラは頷き、バレッタを外し、テーブルの上に置いて寝る準備をする。そのまま布団に横になろうとした時、くい、と袖をひかれ、リアラは後ろを振り返る。


「今日くらいは一緒に寝ようぜ?」


自分の布団に横になった髭が両手を広げて誘ってくる。ふぅ、と小さく息をついて、リアラは言った。


「…仕方ないですね。今日だけですよ」


そう言うと、髭の横に移動し、ゆっくりと横になる。髭は嬉しそうにリアラを抱きしめると、小さく呟く。


「おやすみ、リアラ」

「おやすみなさい、ダンテさん」


そう返し、甘えるように髭の胸元に擦り寄ると、リアラはゆっくりと瞼を閉じる。優しく彼女の髪を梳きながら、髭も眠りについたのだった。



***
な が く な っ た←
はい、闇姫様が誕生日ということで、プレゼント小説書かせて頂きました。リクエストは『温泉』ということで、うちの子&おじさん、ディーヴァちゃん&若で書きました。ネタ詰め込んだら異様な長さに←
でも、書いてて楽しかった(笑)
闇姫様、お誕生日おめでとうございます!

2013.11.22

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