Shall we dance? 4

「ダンテさん、原因は倒しましたよ!」

「よくやった、リアラ!」


お互いに一言交わし、ダンテとリアラは次々と悪魔を狩っていく。悪魔の数は確実に減っていった。
やがて、近くにいた二人は背中合わせに立つ。


「さてと…これ以上は時間をかけたくねえし、さっさと終わらせるか」

「そうですね」


ダンテは背中越しにリアラを見やると、ニヤリと笑って尋ねた。


「俺と踊ってくれるか、お嬢さん?」

「…仕方がないですね」


リアラがふぅ、とため息をつくと、ダンテはその返事に満足そうに笑い、悪魔を見据える。


「Shall we dance,lady?」

「With pleasure」


その言葉を皮切りに、二人の猛攻撃が始まった。
ダンテのエボニー&アイボリー、リアラのホワイトウルフがすさまじい速さで悪魔を撃ち抜く。背中合わせで時々円を描くように立ち位置を変える二人は、まるでダンスを踊っているかのようだ。
みるみる内に悪魔の数は減っていき、20分もしない内に悪魔は全て砂となって消えていった。


「Mission complete…」

「やっと終わったな」


二人でほっと肩を下ろし、顔を見合わせて笑った。

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