コラボ小説 | ナノ
 買い物のおとも 3

「洗剤にせっけんにスポンジに…買い忘れはないな」

「バージル、日用品はこれで全部か?」

「ああ、後は食材だけだ」


メモを覗き込みながら、二人は店からでてきた。手には、大きなビニール袋を提げている。


「野菜や果物が多いな…市場に行くか」

「それ以外はどうする?手分けして行くか?」

「ふむ。なら、お前はスーパーに行ってこい。俺は市場に行く」

「待ち合わせ場所は?」

「お前の方が先に終わるだろう。お前がこっちに来い」

「へいへい、わかりましたよ。ディーヴァは連れて行くぜ?」

「ああ」

「んじゃ、後でな」


そう言い残すと、若は肩にディーヴァを乗せたまま、その場を後にした。
バージルは肩に乗ったリアラに話しかける。


「俺達も行くか」

「しあ!」


リアラが頷いたのを確認して、バージルもその場を後にした。