コラボ小説 | ナノ
 party of the full moon 3

「明るいねー…」

「満月ってすごいよね。明かりなくても、十分明るいもんね」

「そうだねー…」


じっと満月を見つめる雪菜を見て、リアラが彼女に尋ねる。


「雪菜、何か考えてるの?」

「え?いや、別に…」


曖昧に返した雪菜に、たまごねこはくすりと笑う。


「つなちゃん、たぶん私と同じこと考えてるんじゃない?」

「ねこちゃんも?」

「うん、せーので言ってみようか。せーの、」

「「ダンテ達みたい」」


雪菜は目をぱちくりさせると、くすくすと笑い出す。


「本当におんなじこと考えてる」

「月って、何だかダンテ達っぽいよね。髪の色思い出す」

「ねこちゃんは初代でしょ?」

「そういうつなちゃんだって、おっさんでしょ?」


そう言って楽しそうに笑う二人を、リアラは微笑ましく見つめる。


「二人共、昔から一途だよね。すごいな」

「え?な、何、リアラ、いきなり…」

「そ、そうだよ。どうしたの、リアラちゃん?」

「ううん、別に何でもない」


顔を赤くしてあたふたする二人に、リアラは笑顔のまま。
パーティーは、まだ始まったばかり―。



***
また間に合わなかった…。
はい、昨日のお月見をテーマにして書きました。お月見って、毎年満月じゃないんですね。ニュース見て初めて知りました。
今回はガールズトークしてみました。以前からネタにしようと思っていたのですが、ちょうどお月見があったので、きっかけにして書いてみました。
秋・冬ってイベントいっぱいですよね。ネタに困りませんよね(笑)ハロウィンネタも書く予定です(*^^*)あ、初代のわんこには二人はつっこみませんので(笑)
私的にダンテは月イメージです。似合うと思う(笑)
次回もお楽しみに!