▼ party of the full moon 3
「明るいねー…」
「満月ってすごいよね。明かりなくても、十分明るいもんね」
「そうだねー…」
じっと満月を見つめる雪菜を見て、リアラが彼女に尋ねる。
「雪菜、何か考えてるの?」
「え?いや、別に…」
曖昧に返した雪菜に、たまごねこはくすりと笑う。
「つなちゃん、たぶん私と同じこと考えてるんじゃない?」
「ねこちゃんも?」
「うん、せーので言ってみようか。せーの、」
「「ダンテ達みたい」」
雪菜は目をぱちくりさせると、くすくすと笑い出す。
「本当におんなじこと考えてる」
「月って、何だかダンテ達っぽいよね。髪の色思い出す」
「ねこちゃんは初代でしょ?」
「そういうつなちゃんだって、おっさんでしょ?」
そう言って楽しそうに笑う二人を、リアラは微笑ましく見つめる。
「二人共、昔から一途だよね。すごいな」
「え?な、何、リアラ、いきなり…」
「そ、そうだよ。どうしたの、リアラちゃん?」
「ううん、別に何でもない」
顔を赤くしてあたふたする二人に、リアラは笑顔のまま。
パーティーは、まだ始まったばかり―。
***
また間に合わなかった…。
はい、昨日のお月見をテーマにして書きました。お月見って、毎年満月じゃないんですね。ニュース見て初めて知りました。
今回はガールズトークしてみました。以前からネタにしようと思っていたのですが、ちょうどお月見があったので、きっかけにして書いてみました。
秋・冬ってイベントいっぱいですよね。ネタに困りませんよね(笑)ハロウィンネタも書く予定です(*^^*)あ、初代のわんこには二人はつっこみませんので(笑)
私的にダンテは月イメージです。似合うと思う(笑)
次回もお楽しみに!