コラボ小説 | ナノ
 6日目 29

リアラの言いたいことがなんとなくわかった若は、ヘラリと笑ってそれを否定し、ディーヴァに向き直った。


「さてはディーヴァ、お前なんか考えたろ」

「うん、『2人を元の世界に帰してあげたい』って思ったよ。それが何か?」

「なるほどな、それだよ」

「「どういうこと?」」


女性陣2人はなんのことかさっぱりわからなかった。
だが、髭にはわかったようだった。
さすが、年長者は違う!


「ディーヴァの強い思いに反応したってことだな」

「オッサンはよくおわかりで。さすがは未来のオレだ」


若と髭は守る対象…リアラとディーヴァについて熟知していた。