コラボ小説 | ナノ
 6日目 22

そのあとは結局、若を拾って3人で帰宅した。
帰って人の姿へ戻ったリアラを見て、髭は開口一番に髪の毛の異変について聞いた。


「髪、どうした?」


さすがは髭だ。
ほんの少ししか違わないというのにすぐ気がついた。
男性は女性がイメージチェンジしても気がつかない人がほとんどのご時世で、すぐに気づくというのは嬉しいことだ。
だが、今のリアラには少しタブーだったようだ。


「あー…、何でもないです」


黒い笑みをたたえるリアラにディーヴァは苦笑、若はガタブルガタブルとマナーモードになっていた。
髭は疑問に思いつつ、それ以上何も言わないことにするのだった。