コラボ小説 | ナノ
 6日目 6

「私も嬉し…」

「ダンテのばかー!」


ドスン、バタン!
リアラが続けようとしたセリフを遮り、大音量の声と何か投げるような音。
髭は苦笑し、リアラはため息をついた。


「あいつら、激しいな…何やってるんだか、いや…ナニ、か?」

「それは年齢的にありえないと思いますけど」

「冗談だ」


聞こえてくる痴話喧嘩を聞いている分に、ダンテとディーヴァが下に降りてくるのはもうしばらくかかるかもしれない。


「私、お世話になった2人のために朝食を作りに行こうと思うんですけど…」

「リアラの朝食か。久しぶりだな…」

「ええ、そうですね」


何を作ろうかと思案しているのか、腕を組んで考え込むリアラ。
時おり、パンケーキやサンドイッチという単語が聞こえていた。