コラボ小説 | ナノ
 6日目 2

夜中。
下弦の月に限りなく近い月が、部屋の中を照らす。
その月明かりが神秘的に照らし、リアラの白い肌をよりいっそう際立たせた。
鏡越しのリアラを見た時、正直もう会えないかと思った。
もう2度と、こうして触れることが出来ないのではないかと思った。
でも、こうして隣にいるだけでお互いの熱を感じる。
このぬくもりは本物だ。


「お前とまた会えてよかった、リアラ…」


鏡越しではなく手を伸ばせばすぐ届く距離。
髭は眠る彼女の頬をそっと手の甲で優しくなぞった。