コラボ小説 | ナノ
 5日目 27

「決め台詞はわかってるな?」

「おう」

「決め台詞?」


首を傾げるリアラに、髭はテレパシーでその言葉をリアラに伝える。それを聞いたリアラは目を瞬かせると、呆れたようにため息をつく。


「…全く、子供じゃないんですから…」

「かっこいいだろ?」

「はいはい、さっさとやりますよ」


そう言って悪魔へと視線を戻したリアラに笑みを深め、髭は言った。


「じゃあ、いくぜ?」


三人の銃がセラータの胸に狙いを定める。


「「「Jack pot!!!」」」


その言葉と同時に3つの銃弾が放たれ、セラータの胸の宝石を貫いた。


『ぎゃあああ!!!』


甲高い叫び声を上げ、セラータは黒い煙となって消えていく。後には、2つの鏡だけが残されたのだった。