コラボ小説 | ナノ
 5日目 7

洗濯物を干し終え、リアラがリビングに戻ってきた時のことだった。


「なあリアラ、ちょっといいか?」

「?何?」


呼ばれて、リアラが洗濯籠を持ったままソファに座るダンテに近寄ると、こちらを見上げてダンテが言った。


「ちょっとディーヴァのことで相談があるんだけどさ…」

「ディーヴァちゃんのことで?」

「ああ」

「…何かあったの?」


元気そうに見えるが、なにか病気だったりするのだろうか。
心配そうな顔をしたリアラに、ダンテは慌てて手を振る。


「あ、病気とかそんなんじゃねーんだ!その、さ…」


あー、と困ったように頭を掻くダンテに、何となく理由を察したリアラは頷く。


「わかった。長くなりそうだし、何か飲みながら話そう?紅茶淹れてくるからちょっと待ってて」

「あ、ああ」


ダンテが頷くのを確認して、リアラは籠を置きに歩き出した。