▼ 5日目 3
「ふぁぁ…。はよ、リアラ」
「あ、お、おはよう…」
どこかぎこちないリアラに、ダンテも首を傾げる。
「なあ、リアラどうしたんだ?」
「あたしにもわかんない…」
困ったように首を傾げるディーヴァ。リアラはといえば、どこか困ったようにこちらを見ては調理を続けている。
しばし考え込むと、ある考えに辿り着いたのか、ダンテがニヤリと笑った。
「ははーん、そういうことか…」
「?ダンテ、そういうことって?」
「まあ、ちょっと待ってろ」
そう言うと、ダンテはこちらに背を向けているリアラに近寄り、耳元で囁いた。