コラボ小説 | ナノ
 4日目 60

「…ん……っ……、んく…」


ダンテは薄く開いた口の隙間から、舌を侵入させた。
その瞬間、どちらの口からかわからないぬちゃ…という水音が漏れる。
音がダイレクトに脳へと伝わり、恥ずかしさに目をそらしたい思いにかられる。
なのに、その目はダンテにくぎ付けで、そらせなかった。


「ダ、ンテ…」

「やっべ、とまんねーわ。やっぱディーヴァ…お前、サイコー…」

くちゅ…。

足りない…。
唾液をたっぷりと絡み合わせて、口内を好き勝手におかしてもまだ足りない。
数日できなかったからなだけではない。
自分だけでなく、内なる悪魔が鎌首をもたげ、ディーヴァの舌を、体を、そしてすべてを求めていた。
手に入れれば手に入れるほどに次が、その先が欲しくなる。


「っ、ン……っ…ンン……っは…」


幾度となくディープキスを繰り返しても、いまだ慣れることのできぬディーヴァ。
鼻で呼吸しながらとダンテから聞いていても、結局うまくできずにいた。


「は、…はぁ…っ…!、も、だめぇ……」


酸欠で目がチカチカする。
力が抜け、くったりとダンテに寄りかかる。
ダンテはこれ幸いと、追い打ちをかけるような激しいキスをおくった。