▼ 4日目 52
夕暮れの道を歩く3人。
左にリアラ、右にダンテ、そして真ん中にディーヴァの並びである。
夕暮れから夜にかけては悪魔が出やすく、危ないため、悪魔に対抗する手段のないディーヴァを真ん中に置いているのだ。
「どこまで行くの?」
「ちょっと歩いたところにな、イタリアンが美味い店があるんだ」
「へえ…楽しみね」
「えへへ、とっても美味しいから楽しみにしててね!まあ、イタリアンとか言ってもダンテはピザばっかり頼むけど」
「あいつらが美味すぎるのが悪い」
「「はいはい」」
行きも帰りも悪魔は出ることもなく、久しぶりに平和に歩けた。
だが、リアラはとても居心地が悪く感じた。
その理由は…。