コラボ小説 | ナノ
 4日目 50

夕食を外に食べに行くというのを思い出したため、そろそろ通信を切ることにした。
いざ切る、という時になり、髭が「あ、」と声をあげる。


「そうだった。リアラ、この鏡はそっちから見ると何色の縁だ?」

「えっと…銀色の縁、です…」

「それなんだけどな。もうひとつ、対になってる金色の縁の鏡があるらしい。」

「金と銀、2枚あるんですか?」


金と銀、まるで若の持つアミュレットのようである。
ちなみに言うと髭はアミュレットの形では保持していないが、代わりに大きく赤い剣の状態で保持している。
まあ、この話は置いておくとして、だ。


「うわ。こんなのがまだあんのかよ!」

「悪魔の鏡がもう一枚…。なんかいやだなぁ…」


若とディーヴァは嫌そうに顔をしかめる。
その表情はひどく似ているが、恋人は似てくるというのは本当かもしれないと髭はボーっと思った。