コラボ小説 | ナノ
 4日目 36

「よかった。リアラお姉ちゃんのはイチゴ多くしてあるんだよー」

「え、そうなの?」


そして、ディーヴァのこの言葉。
ダンテのものよりイチゴを多くいただいてしまったようだが、いいのだろうか。
それで黙っていないのがこの人。


「な、なんだってーッ!?そこは愛するオレにイチゴを一番山盛りにするのがふつうだろ?」

「だって、ダンテは『ストロベリーサンデー』が好きで、リアラお姉ちゃんは『ストロベリー』が好きなんだもん、当たり前でしょ。それにダンテはいつも食べてるんだからいいじゃない」

「そうかもしれないけど納得いかねぇ…」


しれっと吐き捨てるように言うディーヴァ。
リアラは苦笑しながらお礼を述べた。


「あ、ありがとう…?」

「オレだってストサンだけじゃなくイチゴ自体好きなんだっつうの…。チッ、しゃーねえな、リアラ!ありがたく食えよ!!」

「う、うんー??」

「ダンテが作ったわけじゃないでしょ!リアラお姉ちゃん、気にしなくていいからね」


偉そうなダンテにどう返していいかわからず、返事をするリアラ。
見かねたディーヴァは、ダンテとリアラのカップにお茶を注ぎ足しながらそう言った。