コラボ小説 | ナノ
 4日目 22

お昼前。
学校に行ったと思ったら、ディーヴァはすぐに帰ってきた。


「ただいま〜」


事務所にいたダンテとリアラは、目を丸くしてディーヴァに駆け寄る。


「ディーヴァ?……早くね?」

「今日は学校、短いの?」

「ちがうよー、普通通りで短くないよー」


ディーヴァは鞄をテーブルの上へとおろしながら、のほほんと間延びした返答をした。


「もしかして…具合悪いのか?」

「え、ディーヴァちゃん具合悪いの?大丈夫?」


のほほんとしていても、その実、とても体の調子が悪いのかもしれない。
ダンテもリアラも、ディーヴァをひどく心配した。
自分の額で以てディーヴァの額の熱を測るリアラ。
それと、ぺたぺたディーヴァの体を触りまくるダンテ。
リアラはともかく、ダンテの手つきはとてもいやらしいものだ。


「ありがと、大丈夫だから心配しないで。…あと、ダンテはえっちぃ触り方するのやめて」


むぎゅううう…。
先程から腰や尻を撫でるダンテの手を、思いっきりつねるディーヴァの指。
それは爪をたてているのか、とても痛かった。


「いだだだだだ!」


痛そうに叫ぶダンテを気にもせず、2人は話を続けた。
ちょっとダンテがかわいそうである。