コラボ小説 | ナノ
 4日目 6

そのあと、リアラはキッチンを借りて紅茶を淹れ、ゆっくりと飲んでいた。
思うのは先ほどまで話していた自分の世界のダンテのことばかり。
早く帰りたい思いでいっぱいだ。
でも、きっとあの鏡の持ち主…悪魔をなんとかしなくては帰れない気がしてならない。
あの悪魔は自分を、ダンテを、そしてさらに獲物としては最高レベルであろう『天使』たるディーヴァを狙ってくるに違いないと、そう思う。
だが、次に会ったその時はこちらも決して逃がしはしない。
決心と覚悟を決めたリアラは、強いまなざしを揺れ動く水面に映した。